飲食物件を探しに、約20件不動産屋を回ってわかったこと

独立開業へのステップ

物件を探す。

地域を回って空きテナントを探すとか、ネット検索などいろいろな方法がありますが、やはり情報の集まる不動産屋を訪ねることが最も有力な選択肢ですよね。

10ヶ月、幅広い地域の不動産屋を回って得た知見を書いていきます。

これから不動産屋を訪問しよう、今実際に行動している方の参考になれば幸いです。

本当に不動産屋によって対応はさまざま

改めて書く必要もないことだとは思いますが、やはりここは覚悟しておくべき内容です。

前提として、私が物件を探しているエリアには「希望物件が全くない」という状況。だからこそ、どんな対応をするのか、そこに注目して不動産屋に入りました。

  • ①入って立ち話で「ない」と言って終わりのところ。
  • ②椅子に座らせてくれ、希望を詳しく聞いてくれるところ。
  • ③希望の中から、「実際に物件を探してくれる」ところ。
  • ④調べたあと、多少条件に合わなくても連絡をしてくれるところ。
  • ⑤その場で内見の手配をしてくれるところ。

大きく分けてこの5つの対応に分かれました。

こう並べると、「対応の手順書き」みたいになりましたが(笑)、そういう視点ではそれぞれのステップを踏んでくれるところとそうでないところ、という言い方もできます。

それぞれの対応をする不動産屋の態度を改めて振り返ってみます。

街の不動産屋がほとんどこれ

地元に根付く、いかにも老舗っぽいところは、おそらく物件の流れなどを逐一把握しているのか、基本「調べる」というところまでは行きません。

「あそこが最近まで入って」「ウチの物件じゃないけど◯丁目の角、募集してないのかなぁ」とか、そういう事例を話してくれるようなところはありがたい。

何とか考えてくれているんだなぁとちょっと救われます。「とにかくないものはないんだよ」って態度のところ、結構ありますからね。

大手の看板を出しているところも中身はもともと地域の不動産屋だったというところも多く、同じ看板でも対応は千差万別です。

「ここはダメだな」と直感したら、街の雰囲気から別の情報を聞き出すのも手です。

建築中の大きな建物があれば、何がいつできるのか、とか新規開業のお店はどれくらい、とか空いている物件を見かけたら聞いてみる、とか、なにかしら無駄にならないように努力するのも、自分を慰める意味で必要ですね笑

中に入って、キレイな内装で、照明は明るめ、広いカウンターの不動産屋は座らせてくれるところが多いです。

お茶も出してくれたり。とりあえず座って話を聞いてくれるところは半分よりちょっと多い、といった印象です。

そこからパソコンやiPadなどを操作して物件を当たってくれるところは1/3くらいでしょうか

ここまでやってくれると、非常にありがたみを感じます。

実際に訪問後連絡をくれた不動産屋は、20件中1件。たった1件です。

ネット上に出ているのは私もわかっているので、「条件には合わないけど」と言ってそれを連絡してくれるところ。

こういう連絡は藁をも掴む思いの自分にとって非常に嬉しかった。

その場で内見の手配をしてくれた不動産屋はたった1件。

内見の手配って、大家さんだったり業者が別にいたらそこの不動産屋を通したりと、なかなか一筋縄にはいかないのですが、「すぐ内見」させてくれたのは衝撃的でした。

びっくりして、自分が退職していることも伝えると、より親身になって探してくれ、もはや私にとっては恩人とも思える人です。

扱うものは資産的に非常に高額で、限られたものです。それでいて生産されて供給されるものでもない。

だからこそ、各店舗のスタンスが明確に出てきます。

基本的に①は論外ですが「親身になってくれている」ようなところは再度訪問する価値はあります。

要は、感覚的に嫌悪感を抱くか、感じがいいか。

それに尽きます。

ここまでは、不動産屋に入った時に感じる部分を話してみました。

ここからは、訪問する側としてどうあるべきか、について書いていきます。本来ここから書いていくべきかもしれませんが、あくまで前提として「こういう対応をされる」という心構えをしておく。

モチベーションを保つためにも最も大切ですし、基本相手にしてくれないという前提で、なるべく相手へ爪跡を残せるようにどうしていくか、私がそう考えて行動しました。

最初の一歩は勇気を持って

最初の1件目に足を踏み入れるのには結構勇気が要りました。

ウインドウショッピングというわけには行かないですから(笑)、入った瞬間から相談の始まりです。

本当にやりたいと思っているなら、まずこのハードルを超えていくのが本当の第一歩。

「賃貸の飲食店舗物件」を探しているとまずは伝えよう

「賃貸の」というのがポイント。売買専門の不動産屋も結構あります。その場合は賃貸物件を扱う近所の不動産屋を紹介してくれるところもあります。

その前提から規模や家賃の話へと移っていきます。

移動は原付バイク一択

複数の不動産屋をハシゴする場合、体よく駐車場があるわけではありません。特に駅前の不動産屋だと周りは歩道だけ、なんてことも。

小回りが効いて、ちょっとしたスペースに停められる原付は抜群に便利です。

普通自動二輪免許を持っていれば原付二種バイクも超便利。

できれば車体がコンパクトだといいですね。仕事でも大活躍するBENLY 110がオススメです。

ただし、物件を探しながらだと、脇見をしがちなので事故などには十分気をつけましょう。

普段着以上の服装がオススメ

初対面の人間は見た目で判断されます。当然の話ですが、「プライベートの時間を充てて探す」ということだといろいろいい加減になりがち。

服装はできればジャケットなどで小綺麗に、冬場だったら上着は脱いで入りたいところです。

原付で移動するとなると、上着はどうしても防寒性の高いバイク用が必要だったりします。

そういうものは作業着的な見た目になりやすいので、そこも考えながら行動することが大切だと考えます。

手指消毒・検温は率先して

大概の不動産屋は店頭に消毒液が設置してあります。なるべく見えるように、「やってる感」を出して。もう今となっては儀式として行うのがベスト。

手指が荒れているという方も、大変だとは思いますが第一印象として最低限行うのが望ましいでしょう。

名刺だけでは100%忘れられる

2回訪問した不動産屋のほとんどは私のことは忘れていました。(笑)

まぁ、そんなもんです。「ない物件を探しに来た客」は当然優先順位としては最下位。

なるべく爪跡を残すためには、もうちょっと踏み込んだ行動が必要です。

次項の資料が有効な手段ですが、併せて名刺を出すなら1枚1枚ラミネート加工するのもひとつの方法です。

名刺をラミネートしている人ってそんなにいないですよね。ちょっとしたことですが少しでも印象に残せること、やれることはやってみましょう!

顧客シート項目以外にも、自分の開業したいコンセプトがわかる資料を作ろう

ここがこの記事の最大のポイントです。

名刺を出して、不動産屋が持ってきた顧客シートに記入するだけでは、大勢の人のうちの1人、正直振り向いてくれません。「とりあえず対応しているテイ」という風に感じられるところも無きにしも非ず。

「私はこういうことをしたいのです」ということを詳細に知らせることで、間接的でも家主さんに訴求する可能性も。

手書きの文章でも無いよりましではありますが、見やすいようにA4PowerPointで資料を作り、目に見える形にすると感触も大幅に違います。

「こんなお店近くにあったら行きたいなぁ」なんて言ってくれるところもあります。

それでも、資料をめくってくれるところ、一瞥して「ない」というところと大幅に対応は分かれます。

勤め中か退職したのか

退職しているのであればその事実は伝えましょう。

結構親身になってくれるところもあります。ただ、なるべく在籍しているときに物件を見つけられるとベスト。有休消化の間、とかですね。

私は有休は雇用契約を結んだときにないということで同意しましたが、1カ月在籍させてもらいました。これが結構大きな結果を生みました。

物件取得で連帯保証人が付けられない場合、信用保証会社を通すこととなりますが、探しているときに会社員であるかそうでないかでは大幅に違ってきます。

聞いてもらっただけでもお礼を伝えよう

商品は物件でもあくまで人と人。時間を割いて話を聞いてくれたことだけでも私はありがたいなぁと思い、お礼を伝えてきました。

そこは相手のためというより自分のためでもあります。相手に感謝を伝えると、その訪問でなにも得られなくても何か意味があったと、感じることができます。

「平均の法則」で考える

セールスマンが10万円の商品を売るときに、19回断られても20回目で売れた、というときにすべての営業はそれぞれ5千円の価値があった、という考え方です。

どんな対応をされても、経験値として積み上がっていきます。

現に私もこうしてブログ記事を書けているわけですから。

諦めず、11回で反省点を見つけて行動していきましょう。

 

いかがだったでしょうか。

新規開業するために物件を探す。これからさまざまな困難が訪れるという道で、最初の難関だと思います。

そこをどうやって乗り切っていくか、ほんの少しでも参考になれば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました