【飲食スタッフ必見】飲食店の身だしなみ7箇条

職場での身だしなみって、皆さまどうしていますか?

規則があるところないところ、様々だと思いますが、いわゆる「常識的な見た目」っていうのがかなり重要視されているのが実際のところなのではないでしょうか。

仕事に於いてでも、自分を表現する方法としてオシャレをしたい!

って思う方もいるかもしれません。特に若いアルバイトさんに多い傾向があるようです。

ではなぜ、職場では「常識的な見た目」が必要とされているのでしょうか。

結論から言うと、飲食店は飲食を提供しますが、人と人のつながりのお店。

職場サイドは「お客さまへの印象を従業員から良くしたい」

個人視点だと「人間の魅力を伝える方法は仕事の実力と人間性」だからです。

ここをちょっと深掘って考えてみましょう。

ちなみに、ここでは「飲食店での身だしなみ」に焦点を当てています。

バッチリ化粧をすることが必要な職種には当てはまらないと思います。また、プライベートのオシャレは全く違いますので、そこは切り離してお読みください。

その点あらかじめご了承ください。

身だしなみを整える理由とは何か

人は見た目で判断する

正直ちょっと順序が逆なのですが、感情的に納得感がうすい部分を最初に書いていきます。

身だしなみとはすなわち外見。その人の見た目のすべてを意味します。

ここが大事。もう一度言いますが、「身だしなみとはその人の外見すべて」という部分です。

そしてそこから、他人はあなた自身の中身をも判断するということを意味します。

「第一印象」っていう言葉は、何も初対面の人同士のみというわけではありません。

毎日顔を合わせる間柄であったとしても、その人の体調の不調や疲れ、精神的な不調なども現れるのが外見。

つまりそこが整っていれば、手放しに良い印象を与えることができるということです。

裏を返せば、普段整っている人がちょっとある日身なりが崩れていたりすると、体調不良の恐れもあります。上司目線からはそんなことも気づく材料とも言えます。

仕事に集中できる

自分を表現するのは仕事を全力で。それに尽きます。

それができていれば、自ずと人間性に魅力が出ます。逆に必要以上にアクセサリーや化粧などで外見を飾っていると、自分に自信がないのかと思ってしまう。

プライベートのオシャレとは違う点がここにあります。

どんな世界も仕事は実力世界です。自分がなにをしているか、何を言っているかがすべてです。

また、シンプルに意識が余計なところに行かない分、目の前の仕事に集中できます。

衛生的に仕事を進められる

「衛生的」とは、食中毒につながる危険性がないことを意味しますが、食中毒を予防する上でも身だしなみは大切な部分です。

また飲食店で「HACCP」の導入が義務付けられている中、「個人衛生」も重要な要素です。

ここは感情的ではなく、実務的な義務ですので、本来ならばここから説明すべきですが、

「わかっているけど納得できないところもある」という考えの方こそ、ギャップを感じるのではないでしょうか。

例えば髪をなるべく帽子に入れる、という点でも料理に髪の毛の混入を防いだり、

爪なども雑菌が手自体で繁殖することを防ぎます。(※この爪の部分はまた後述します。)

つまりあなたが「清潔感のある人」という好印象を与えることができます。

自己管理能力が身につく

ちょっと大げさな言い回しではありますが、身なりをキレイに整えることは意外と神経を使います。

特に夏場では体臭に気をつけなければいけませんし、ネクタイは思った以上に曲がっていたりするので、姿見で必ず勤務前は全身チェック。

休憩の出などでも再度確認など、一度見たらおしまい、というわけではないのです。

そうして自分を見る習慣をつけておくとよいでしょう。

料理に於いて、身だしなみに気をつけておかなければならない点とは

真っ先にここですね。これは料理人だけではなく、ホールスタッフにも本当に気をつけていただきたい。

爪はある程度の長さがあると利便性が良いと考える人も多いでしょう。ネイルファッションもしたいという方もいるはず。

しかし、爪って衛生的な観点から言うと非常に厄介なシロモノなのです。

マニキュアやネイルは当然ながら異物混入の危険がありますし、そういった部分に装飾がされたままでの勤務は非常に意識の低さを露呈します。

爪の内側は雑菌の温床となり、自分がいかに手洗いをしていると思っていても、その菌数はなんと3mm伸ばしていると340万個にも及びます。(保健所調べ。)

伸びているとゴム手袋を突き破ってしまうこともあり、そうなるとその細菌が食品に感染・・・

考えただけでも恐ろしいですよね。

髪の毛

ここは髪を伸ばす女性がなかなか難儀する部分だと思います。

また、かわいさの象徴(?)と手入れを怠らない前髪。

これはすべて帽子のなかに納めなければいけません。食品への混入を防ぐためです。

後ろ髪くらいは大丈夫でしょうが、帽子をお飾り程度にかぶっている人は衛生観念が乏しいと言わざるを得ません。

自分の見た目を重視し、異物混入の可能性を考えていないからです。

ひげ

男性の毎日の手入れでおっくうなひげですが、マスクをしているからといって手入れを怠るとその人そのものの人間性が一気に爆下がりします。

マスクにも引っかかるし、ひげの濃い私は時々1日2回剃ることもあります。

敢えて伸ばして整えている料理人もいますが(特に和食以外で)、個人的にはないに越したことはないと思っています。

過度な化粧、香水

この辺りは「どこからが過度か」という話になってきますが、他人から見て「濃いなぁ」と思われたら印象は悪いと思って間違いないです。(あくまで居酒屋スタッフにおいてという話で)

男性においてもルックスを必要以上に良くしようという行動は自己顕示欲が強いという印象を一気に相手に与えます。

素が素敵な人間ほど、人に好かれます。

毎日の入浴

これは当たり前と言う意見も聞こえてきそうですが、意外とそうではない衝撃的な調査結果があります。

https://www.crs.or.jp/backno/old/No566/5662.htm
(一般財団法人 中央調査社より)

入浴を毎日している人は全体の77%。それ以外は毎日入っていないということです。

個人的な衛生観念は人それぞれということがわかります。

体臭などはその人がその場にいるだけで周囲を不快にさせる非常に恐ろしい部分です。

ワキガの人は自分の体臭に気づかないというのは有名な話ですが、誰もがなる加齢臭も同じことが言えます。

臭いそのものだけでなく、自分の下着の黄ばみ具合などで、ある程度体臭の濃さがわかるといいます。

加齢臭対策には、今はたくさんのボディーソープや衣類洗剤が売られていますので、積極的に利用しましょう。

口臭

マスク着用がデフォルトな昨今、他人サイドでは迷惑を被ることがなくなってきました。

逆に、マスクをしている分、自分の口臭に気づくことがあります。

歯磨きに加えフロス、定期的な歯科医への通院。

いざという時マスクを外した際、恋人に嫌われることのないように・・・!(笑)

以上、いかがだったでしょうか。

身だしなみと一言で言っても、気をつけなければいけない点は多岐に渡ります。

いかに普段から気を遣っているかが毎日の清潔感に直結します。潔癖症になる必要はありませんが、良識ある大人であれば最低限のことには取り組んでいきたいものです。

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