こんにちは。悠々気ままに!居酒屋料理人、悠気です。
今この記事を書いているのは6月。
山菜料理の春の時期とは結構外れてしまっていますが…
山菜ならではの特徴を、ここで説明致します。
「山菜=春」
そもそも何故山菜は主に春に出回るのでしょうか。
山の雪が溶け始めると、いち早く萌え出すのが、いわゆる「山菜」なのです。
今では栽培物が多数出回っていますが、山の自然に恵まれた育つ山菜は滋養分に富む食材とされてきました。
昔から、季節が移り活動的になる春に向けて、体の機能アップに一役買う食材として食べられてきました。
山菜につきものの「アク」の正体
その正体は「ポリフェノール類」。
ポリフェノールとは、簡単に言うと、「ほとんど全ての野菜に含まれる機能性成分(5大栄養素以外の非栄養素食品因子)で、強力な抗酸化作用がある成分」です。
その点から見れば、山菜にもがん抑制効果、動脈硬化予防などの効果が期待できますが、食べすぎるとそのクセの強さから、口や粘膜を傷害するなどの欠点もあります。
そのクセがまたポリフェノールなのです。
栄養価は野菜に比べ相当に高いようですが、それを期待して食べると言うよりも、
山菜からしか得られない独特の味、風味を楽しんだり、季節感を味わったりするものだと捉えた方がいいようですね。
では「山菜」「野菜」の違いとは?
現在、野菜として食べられている植物は、元々は野草、あるいは山菜であったもの。
味、栄養、育てやすさ、収量などを改善しながら品種改良を重ね、畑で食用として栽培されているものです。
山菜は自然そのままで自生しているもの。
意外に奥の深い山菜、旅行先の食事で出ると嬉しいですよね。
地域によっては春から夏にかけて収穫されていますので、覚えていて損はありません!
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