「旬」を八百屋で感じるか否かについて

nanohana 料理

こんにちは。
悠々気ままに!居酒屋料理人、悠気です。

春は山菜、夏はスイカ。
四季が豊かで、南北に伸びる日本列島は各地で本当に様々な食材が旬を迎えています。

さて、この旬についてのお話を少し。

旬とはそもそもなにか?

国語辞典を引くと、

「食材それぞれ出盛って、味が最も良い時。転じて、脂がのって盛りである時期。」(岩波国語辞典第七版より)
と書かれています。

つまり、それぞれの食材において「ある一定の時期を指す」ということが読み取れます。

そうなると疑問に思えてくるのが・・・?

旬がなくなっているというのは本当か

さて、ここからが本題。

食材の旬という観点では、八百屋が最もそれを感じられる場でしょう。

しかし、季節の代名詞とも言える食材が、まったく違う時期に見られることも少なくありません。

通年流通される野菜ではなく、例えば山菜、殻付き銀杏、ゴーヤなどが代表格です。

しかし、こういったものを「季節外れ」と一蹴するのには、少々乱暴かなぁと思う節があります。

流通されているすべてのものに莫大な人の手がかかっている

ここまで言えばお察しの通り、私たちが手に取るものすべて、自分ひとりで手に入れられるものなどひとつもありません。

一般的な旬の時期よりも早く出回っていてちょっと驚く気持ちはわかるのですが、農家さんが一生懸命栽培して、手入れして出荷して下さっていることにはなんら変わりない・・・。

もしも自分が手に取らなかったのだとしても、
ほんの少しその食材の向こう側に想いを馳せれば、また違った旬のとらえ方もできるのではないか、そう思います。

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