青菜を茹でる。

料理

 

 

こんにちは、悠々気ままに居酒屋料理人、悠気です。

ほうれん草、小松菜、壬生菜、菜の花、アスパラガス・・・

茹でて美味しく食べられる野菜はたくさんありますよね。

しかし、「茹でると栄養素が損なわれる!」「野菜は生の方がビタミンやミネラルなどを逃さず食べられる!」なんて話、聞いたことありませんか?

生野菜の瑞々しい味や香り、ドレッシングなどの味わいは加熱野菜からは得られない魅力がありますよね。

特にこれからの暑い時期には冷感食材として欠かせません。

しかし、葉物野菜を茹でるときに一定感じる「栄養素の損失」。

正直、個人的には栄養素のことばかりを考えて食べるのは楽しみが全くないと思っています。

そこは前提です。

美味しいものは、時には身体にあまり良くないものだってある。

それをすべて避けて人生を送るのも味気ない。

ただしっかり自分の「欲」をコントロールして、暴飲暴食はしない、生活習慣病の原因となるような食生活はしない。栄養素以前の話になってきますが、ただそれだけ放映しがちなTVにも疑問です。

さて、話を戻して

栄養素に焦点を当て、調理によってどれほど変わってくるのかを、この「旬の食材」から学んでみました。

一番失われやすい栄養素はビタミンC

結論から言うと、野菜に含まれるビタミン、ミネラルの中で一番失われやすいのはビタミンC

ビタミンCは水に溶けやすく、熱に弱く壊れやすいという特徴があります。

しかし、いろいろな工夫で損失を減らすことができます。

生食するより、加熱した方がたくさん摂れる

確かに、生食した方が、熱での破壊や水に溶けだしていく栄養素をくまなく摂れると思われがちですが、加熱するとボリュームが減り、その分たくさん食べることができます。

生野菜は刻むより葉のまま水にさらす

水に5分さらしたときのビタミンC残存率
かぶの葉(1枚ずつはがす) 100%
レタス(葉1枚) 100%
ほうれん草(葉1枚) 80%
白菜(葉1枚) 80%

かぶの葉やレタスは、そのままなら5分水にさらしてもビタミンCは100%残存。

ほうれん草は80%。切らずにさらすだけで20%減ってしまうっていうのはなかなか興味深いですよね。

レタスは水にさらしてパリッとさせてからちぎれば、ビタミンCをそっくりキープできますね。

青菜を茹でる時間

ほうれん草を茹でる場合、茹で時間が長くなるとビタミンCの損失も大きくなります。

ほうれん草の生を100とした時の、ゆで時間とビタミンC残存率
ゆで時間1分 74%
ゆで時間2分 61%
ゆで時間3分 48%
ゆで時間5分 40%

また、茹でた後に冷水に浸けておく時間も大きく関わってくるのは、あまり知られていないのではないでしょうか。

ほうれん草をゆでた後の水さらし時間とビタミンC残存率
水さらし1分後 80%
水さらし10分後 39%
水さらし30分後 14%

例えば、新鮮なほうれん草100gに含まれるビタミンC35mgは、1分茹でて1分さらすと約21mg残る計算ですが、3分茹でて10分さらすと約7mgしか残らないことになります。(小数点四捨五入)

ほうれん草の場合は、アクの成分であるシュウ酸カリウムをこの工程で取り除くことができます。

長く煮込むものは、大きく切ると損失が少ない

長くコトコト煮込むとビタミンCが破壊されそうな気がしますが、「加熱時間の長さ」よりも「切る大きさ」によって差が出ます。

大根の切り方と煮る時間によるビタミンC残存率
厚さ3mm輪切り 50分 53%
厚さ3mm半月切 13分 57%
厚さ3mmいちょう切り 10分 18%
2mmせん切り 3分 12%

こんなに差があるのはびっくり。切り方による火の通り方の時間ですね。3mm輪切りでこんなに残っていることにびっくり。

電子レンジ加熱

電子レンジの最大の特徴は、食品の加熱に水を使わないこと。

食品内の水分を使い、マイクロ波で加熱するのは周知のことですね。

それにより、短時間でも加熱が済むという利点もあります。

ただ、美味しいかどうかは別問題。

水にさらさない分、えぐみ成分のアクは抜けないですからね。

さつま芋を電子レンジで急速加熱すると、糖化酵素が失活して甘味が出ない、など、不都合もあるため、調理法は同じ「加熱」でも千差万別ですね。

いかがだったでしょうか。

冒頭でも書きましたが、料理について栄養のことだけを考えると途端に味気なくなってしまいます。

ただ、生きていく上で食べる以上、ひとつの教養として、栄養は欠かせません。

その一皿が充実したものとなるよう、これからも勉強を続けていきます!

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