【食事処店主が語る日本酒談義】富山の銘酒「立山」

日本酒

今回は、個人的にベスト5に入る銘柄のご紹介です。

富山県「立山酒造」です!

立地

立山酒造が位置する富山県西部砺波平野は、庄川河畔の名水が育む豊穣の大地です。

増山杉、黄金色の稲穂、色鮮やかなチューリップ

平野一面に碁石を散りばめたように点在する散居村の美しい田園風景。

四季を彩る日本の原風景を彷彿とさせる、稲作農村を代表する景観として知られています。

歴史

創業は1830年、江戸幕府より酒造株の所持を許可されたことに始まり、明治には県内一の酒造石高を誇るようになりました。

そして明治期のパリ万博出展という輝かしい歴史を持ちます。

 特徴

日本三名山の一つ「立山」にちなんで名付けられたその酒は、品質追求の信条を基に、白山に源を発する花崗岩に濾過された清流、庄川の伏流水を仕込み水に使用。

有数な米所という環境にある中で、あえて兵庫県産山田錦を使用、「美味しい酒を造るために」最適な原料を選んでいます。

かつての淡麗辛口全盛期の時代にあっても独自の姿勢を貫き「辛い酒」ではなく「甘くない酒」を提唱し、「ひとりでに喉へスッと通る酒が一番」との信念から醸造技術に磨きをかけ、全国新酒鑑評会の金賞常連蔵として名を馳せてきました。

そして、宮内庁より黄綬褒章も受賞しています。

酒米は、玄米を光選別機で仕分け、高品位自家精米で精米。

寒流と暖流のぶつかる富山湾の寒ブリを筆頭に、海の魚や川魚の宝庫にある土地柄。

口の中で障りなく杯が進む酒は、9割以上が富山県内で飲まれているほど、地元の方々から圧倒的な人気を誇ります。

 

【立山 純米吟醸】

厳選された良質の兵庫県産山田錦を49%という高精白にし醸した純米吟醸。

低温で丁寧に醸され、豊かな吟醸香と優しい旨みが際立ちます。

味わいとしてはほんのり甘め。しかし後味はすっきりしていてしつこくなく、普段飲みでも問題なさそうです。

毎日買えるお値段ではない!?笑

純米吟醸はちょっと普段では背伸びしている感はありますが、落ち着いた酒質はやはり安心です。 

【立山 特別本醸造】

使用酒米はその時々で違うようです。

キレの良い爽快感とコク、キレイな上品さを併せ持つトップレベルの特別本醸造です。

 キンキンに冷やすよりちょっと常温に近い冷たさが一番おいしさを感じます。

本醸造クラスは温度帯でかなり変わってくるのでそこも楽しみどころですね。

 

仕事の疲れの癒しに、休みの穏やかなひとときに、こんな透き通ったお酒はおすすめです。

今日も、お仕事おつかれさまです^_^

立山酒造株式会社 TATEYAMA BREWING – Official Site –
立山酒造株式会社のホームページ。富山県砺波市。「吟醸立山」「立山雨晴」「愛山酒中仙」「特別本醸造立山」など。 各種商品の生産履歴等も閲覧することができます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました