宮城県「株式会社佐浦」が醸す「浦霞」といえば、抜群の知名度を誇る東北のお酒ですね。
今回は飲み屋でよく目にするこの銘酒について書いてみました!
歴史
創業は1724年(享保9年)と、歴史ある蔵元です。かつて仙台藩主 伊達家から、奥州一之宮鹽竈神社に御神酒を奉納するように命じられ、以来290年以上にわたり、御神酒酒屋としても酒を醸し続けています。
戦後の日本酒のイメージを淡麗辛口にした蔵元の1つで、その後の吟醸酒ブーム、地酒ブームにおいて大きな存在感を発揮しました。
協会12号酵母発祥の酒蔵としても有名で、これまでの日本酒発展に寄与してきました。
基本方針は「本物の酒を丁寧に造って、丁寧に売る」。
宮城といえば浦霞、という愛飲家の支持がその方針の浸透具合を物語っていると言えますね。
酒名の由来
鎌倉幕府3代将軍として、歌人としても名高い 源実朝 が詠んだ
「塩がまの 浦の松風霞むなり 八十島かけて春やたつらむ」が由来。
ちなみに、酒名は「うらかすみ」と呼びます。うらがすみと濁らないのが通の呼び方。
さて、ここからは実際に飲んでみた浦霞の銘柄のレビューです!
【浦霞 生酛 特別純米酒】
宮城県産「ササニシキ」を100%使用。
酒造りには向かないとされる食用米を研究の末開発に成功、
さらに米の旨味を引き出した浦霞流生もと造りで仕込んだ純米酒。
40℃くらいのぬる燗にすると、浦霞らしいスッキリさと生酛のじんわりとした深みが美味しい。
2019年全国燗酒コンテストプレミアム燗酒部門金賞受賞。
【浦霞 禅 純米吟醸】
穏やかな香りとフレッシュで膨らむ味わい。食中酒にも最適です。
もともとフランスへの輸出を考え、浦霞と親交のあった禅師とともに造ったお酒です。
輸出は叶いませんでしたが、今や浦霞を代表するブランドになりました。
1973年発売のロングセラー商品。
2021年第21回全米日本酒歓評会吟醸酒部門金賞、IWC(インターナショナルワインチャレンジ)2020SAKE部門銅メダルなど、数々の賞を受賞しています。
ちょっと割高な印象ですね。飲み屋で浦霞でぜいたくしたいなぁというときにぴったり。
【浦霞 生一本 特別純米酒】
宮城県産「ササニシキ」を100%使用している珍しいお酒です。
酒造りには向かないとされる食用米を研究の末開発に成功、
ふくよかな米の旨みとほどよい酸味のハーモニーは、飲みあきしない後引く味わいです。
温度帯は幅広く、冷やしても常温でも燗酒でもOKのオールマイティーな酒です。
2020年秋季全国酒類コンクール純米部門第1位、2020年全国燗酒コンテストプレミアム部門金賞など、数々の賞を受賞しています。
【木桶仕込み山廃純米酒 弐百八拾號】
70%精米のトヨニシキ使用。よく勘違いされるのが「樽酒」ではないということ。
昔ながらの木桶でもろみを仕込み、山廃での酸味があるちょっと濃醇タイプです。味わいとしては浦霞では珍しいなぁといった印象。
【浦霞 本仕込 本醸造】
かなりすっきりとした落ち着いた味わい。ちびちびと煮物なんかをつまみながらの普段飲みにはもってこいです。
キレがいいのがやはり浦霞らしく、それによって飲み飽きしないのがいいですね。この辺りは玄人好みの味わいな気がします。(私はまだまだ修行が足りないですが笑)
4合瓶はないので1升でぐびっといっちゃってください!
比較的落ち着いた酒質の浦霞。ただ冷やして飲むだけでなく、さまざまな温度帯を試してみるのもまた楽しさが広がる銘柄ですね!
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