【居酒屋開業出店】職場に退職の意向を伝える

料理人を目指す方へ

ちょっと内容が前回同様、愚痴っぽくなりますが、私が感じている事実として書きます。
1番大切なことは、「どんな問題も自責として捉えること」です。
何かを誰かのせいにするのが最もラクで、自分は悪くないと考えることは本質的な問題から自分を遠ざけます。
今いる組織を選んだのは自分。だから全て自分の責任です。
私は今いる組織からどう学び、自身の理想とする社長像をどう思い描くか。
そしてそれを実行していくか。
それを考えるためにこのブログを書き留めます。
この時点で読みたくない方は離脱願います。

独立に向けて動き出す中で、どのタイミングで退職の意向を伝えるかは、悩みどころではあります。
ここで普段から気づいていたのが、
社長(上司)と信頼関係が厚ければ、自然と自身の夢や目標について語り合える。
逆に、薄ければ薄いほど、退職を伝えにくくなる、と言うことです。

コロナ渦であれ、通常の世の中であれ、
「腹を割って話をする習慣」がない関係は相手の顔色を伺うだけの、上っ面の事無かれ主義です。

仕事のパートナーとして働いている関係は、
どんな細かいことも普段から言い合えることで、
余計な鬱憤や不満を溜め込むことなくただ純粋に、「職務の向上」に気持ちを向けることができるはず、私はそう信じています。

時にミーティングだったり、仕事後の雑談だったり。
やはり、普段の業務時間から離れて時間を取って、「話す」ことが何より大切です。
それを習慣化することで、ネガティブなことを言うことへの、ハードルを下げておかないと躊躇してしまいます。それが日本人なのです。

しかし、習慣化できていないことで普段から問題点を言えず、最終的に行き場を無くした不満を社長に言う。
私しか言いたいことを言わず、社長は何も言わない。
正直、そうなってからだと遅い。
問題が組織に深く根付いてしまい、ただの1人が声を上げたところで個々の感情に押し出され、「あいつ何言ってんの」と浮くだけの結果になってしまっている。

まさに、「出る杭は打たれる」どころか「放置され腐っている」状態。
「出ない杭は腐る」なんて言いますが、出ても腐るんだなぁと我ながら冷静に見ています。

かなり愚痴のような内容で申し訳ないですが、組織のトップとして立つ以上、自分が構築していきたいと思う組織はどうあるべきか。
こういった組織から自身もしっかり肝に銘じて学ぶ必要があります。
居酒屋においては、基本店長と調理長は二人三脚、パートナーです。
当然、責任の度合いは店長が一身に背負う。
だからこそ、調理長は店長を支え、立て、問題があれば提言し、全力でサポートすべきと考えます。
「責任度合いの低い調理長が何言ってんの」というスタンスの店長、何人も見てきました。本人は口には出しませんが、表情がまさに物語っています。
結局仲がこじれるのは、「対話をしなくなってから」という部分は一致しています。
40を過ぎてもう、いい加減、そんなのは懲り懲りです。

とはいえ、皆、自分の大切にしている価値観に沿って行動しているに過ぎないと思うようになりました。
いずれにしても、前提としている価値観がかけ離れているだけなのです。

今回で言えば、何でも自由闊達に話をできる職場にしたい私。
小メンドクサイことは抜きにして、楽しく、いさかいのない職場にしたいという社長。
私としては不思議に思えるのですが、社長と同じような価値観の人が集まると、何やかんや不満がありつつも楽しく働いている(ように見える)んですよね。
ただ、私から見ると派閥ができ、孤立する癖のある人。一生懸命だけど、周りの協力が得られず空回りする人。どこかしこで愚痴が飛び交う毎日。

社長はとってもいい人です。
優しく、人情にあふれる、誰からも好かれる人気者です。
どの人からも評価は高い。

退職を決めると、今までのことが嘘だったかのようにスッキリできます。
自分がいかに何かに執着していたかに気づくことができる。
客観的に見ているようで、やはり組織にいると、見れていなかったことを実感できます。
そんな状態になってから、社長の良さに気づくことができるというのも皮肉な話ですね。
逆に言えば、客観的に見ることが非常に難しい組織の中で、いかに自然体で働けるというのは、永遠の命題なのかもしれません。

私はどんな社長になるのか。
ただの絵に描いた餅なのか。
そうならないよう、店舗とは別に、社長としての「コンセプト」も書き出す必要がある、と思うようになりました。

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